Garmin の技術

Hidden Touchscreen Display インタラクティブディスプレイ

ユーザーはこのシンプルなデザインの腕時計から多くの情報を確認できます。光学用フィルム基板を採用した特製の文字盤の下部にはタッチコントロール式 OLED ディスプレイが内蔵されており、軽くタッチするだけで活動量や通知の内容が確認できます。
一定時間操作しないとディスプレイは消え、アナログ腕時計のクラシカルな雰囲気へと戻ります。

美しさとイノベーションを追求

正確に時を刻むというだけでなく、Garmin は自社の強みを生かし、新たなユーザーエクスペリエンスを生み出すことを絶えず追求しています。Garmin は金属の質感に匹敵する精緻な文字盤を開発し、トラディッショナルなアナログの針とデジタル表示を融合、一般的なデジタルウォッチとは一味違った使い心地を体験できます。先進性とスマートさを兼ね備えたディスプレイは、Garmin によって厳選された光学用フィルム基板によって実現しました。

マルチレイヤーを重ねて表示

光学用フィルム基板

一般的な透明基板

光学用フィルム基材

一般的な透明基板

レイヤー構造のスマートな文字盤

一般的な透明基板の結晶では、肉眼でOLEDの情報を見た場合くっきり読み取れないなど視認性に劣ります。Garmin は光学用フィルム基板を厳選し、フィルム上の結晶サイズを制御することで乱反射を減少、高い透過率を実現するよう光学パフォーマンスをコントロールしています。そのため操作時に OLED の情報がはっきりと表示されます。OLED スリープ時は文字盤上の特殊な質感がこのパネルを跡形も無く隠し、「表示」と「非表示」との間の完璧なコントラストを確立しています。

コントローラブルで安定した理想的な素材

光学用フィルム基板は分子構造の対称性が極めて高く、高度な結晶化能力を有しています。表面が滑らかで光沢があり、優れた光学透明性と耐候性を特長とします。同時に耐磨耗性と硬度が高く、熱可塑性プラスチックの中でも最大の靭性を備えており、特殊加工により強度・透明性・耐熱性に優れた精密なフィルムとなります。

セミメタリック仕上げの文字盤

金属は表面加工がしやすいものの光を透過しない材質です。しかし、金属以外の素材でその特性を再現する事は極めて困難です。Garmin は光学用フィルム材料を厳選することで、RF電波情報に金属材質による干渉が生じる問題を解決すると同時に、精密な工作技術で形成した素材による反射光と、優雅でメタリックな質感を生み出す事により「金属のような」艶やかなウォッチフェイスを完成させました。

科学的な測定で高精度の美学を追求

レーザー顕微鏡の下で文字盤に刻まれた模様の輪郭の差異をはっきり見ることができます。模様のスタイルと間隔に品質のばらつきが生じると、視覚効果が低下します。Garminはこの最先端の測定技術を利用して、サンプル段階から細部にわたり完成度を確認した上で、量産を行っています。断面には整然と並んだ滑らかなエッチングの溝を見ることができ、ここに絶妙な視覚的質感の秘密があります。

光漏れなしの優れた可読性

文字盤の下方に配置された OLED ディスプレイは自ら発光するため、TFTディスプレイのようにバックライトを必要とせず、可視角度と明るさが極めて優れています。Garmin は材料科学の分野を探究し、文字盤に高級なつや消し金属のような質感を生み出すことで、遮蔽効果を達成しただけでなく、更にはこのOLEDパネルを文字盤の中に完全に隠すことに成功しました。高感度のタッチコントロール機能を組み合わせ、ユーザーは指でスワイプして文字盤上にデータを表示できます。そのため、美しさだけでなく腕時計の機能性を大幅に高めています。また、この特殊処理が施された文字盤は、光源が適度に調整されており、OLED パネルの光漏れを心配する必要がなく、どんなシチュエーションでも視認性に影響しません。

ジェスチャーによる自然なウェイクアップ

Garmin が開発したスマートアルゴリズムを通じ、3D 加速度計からの加速度値を繰り返しフィードバックすることにより動作の精度を向上しています。その他、通常の機能に対する応答に影響しないことを前提に、このアルゴリズムは迅速かつ継続的に演算結果を検証し、デバイスはこれにより「時計を見る動作」と「タップ」の違いを認識し、完璧なユーザーエクスペリエンスを実現しています。

時計を見る動作によるウェイクアップ タップによるウェイクアップ