inReach 衛星通信
Garmin の inReach 衛星通信技術と衛星通信のサブスクリプションによって、世界のどこにいても連絡を取り合うことが可能となります。
メッセージの送受信やルートのナビゲート、位置情報の共有、必要があればSOS を押して、Iridium衛星ネットワークを経由し、24 時間年中無休のグローバル緊急対応センターGEOSからサポートを受けることが可能です。
Garmin の inReach 衛星通信技術と衛星通信のサブスクリプションによって、世界のどこにいても連絡を取り合うことが可能となります。
メッセージの送受信やルートのナビゲート、位置情報の共有、必要があればSOS を押して、Iridium衛星ネットワークを経由し、24 時間年中無休のグローバル緊急対応センターGEOSからサポートを受けることが可能です。
inReach対応デバイスで天気情報を取得することができます。これから先の天気予報を確認することで計画を立てることができます。inReachデバイスでの天気情報取得は、ベーシック、プレミアム、プレミアムマリンの3種類から選ぶことができます1。
GPSナビゲーションやトラッキングにも対応。GPSMAP66iは日本詳細地形図2500/25000を搭載し、地図を見やすく表示。
2~10分のあらかじめ設定した記録感覚で位置情報を送信し、家族や友人に共有することができます。MapShareのWebページでは、進行状況やGPS位置情報を地図で確認したり、メッセージ送信をすることができます1。
緊急時には、24時間体制の緊急時対応センターであるGarmin応答センターに、インタラクティブなSOSメッセージを送信することができます1。 研修を受けたスタッフがSOSメッセージへの対応、場所の確認、緊急サービスやその他のスタッフとの連絡を行いサポートします。 Garmin応答センターは、救助されるまで、または救助が不要となるのを確認するまで、お客様と連絡を取り合います。Saved by Garminブログ(英語)では世界でinReachがどのように役立ったのか紹介しています。
inReachテクノロジーを搭載したGarmin製品は、Iridium衛星ネットワークを使用してテキストメッセージを送受信することができます1。チェックインメッセージは送信先を編集し、どのプランでも回数無制限で固定のメッセージを送ることが出来ます。クイックテキストメッセージは想定されるメッセージテキストを予め登録しておくことが可能です。
ご使用のキャリアによってはinReachとの間でSMSメッセージを送受信できない場合があるため、メールアドレス宛に送信を推奨します。
2022年9月下旬以降よりプリセットメッセージはチェックインメッセージに変更となりました。
上記以前にサブスクリプションを契約されている場合はプリセットメッセージをお使いいただけます。
チェックインメッセージはテキストの編集はできません。
Garmin Exploreを使用すると、スマートフォンやタブレットから現在の位置の表示、ルートの作成とナビゲーション、ウェイポイントの設定と管理などを行うことができます。互換性のあるInReachデバイスと組み合わせることで、100%グローバルなIridiumネットワーク上で双方向のメッセージング、トラッキング、SOS機能を利用可能です。すべてのInReachデバイスで、Garmin Exploreのウェブサイトを使って計画を立て、デバイスに保存したルートを表示することができます。
互換性のあるGarminのウォッチ、海洋用チャートプロッタ、ハンドヘルドなどのデバイスを使用して、SOS救助要請、チェックインメッセージの送信、詳細な天気予報を確認することができます。
互換性のあるデバイスを探す
Iridium衛星ネットワークにアクセスしてトラッキング、メッセージ機能、およびインタラクティブSOSを行うには、衛星契約(サブスクリプションプラン)の登録が必要です。以下の契約オプションをご確認ください。
自由プラン | 年間プラン |
---|---|
30日間ごとの契約 | 1年間ごとの契約 |
月ごとの契約が可能なので、使用しない場合はサービスを停止できます | 年間プランを契約すると、月額料金が割引になります |
ソロハイカーや雪山での使用に最適 | 年間を通してご利用される方に最適 |
セーフティ | レクリエーション | エクスペディション | |
---|---|---|---|
SOS | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
テキストメッセージ* | 10件 | 40件 | 無制限 |
チェックインメッセージ | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
トラッキング周期 | 10 分以上 | 10 分以上 | 2分以上 |
ポイントの追跡/送信 | $0.10 | 無制限 | 無制限 |
位置情報リクエスト | $0.10 | 無制限 | 無制限 |
天気情報(ベーシック) | 1メッセージ/回 | 1メッセージ/回 | 無制限 |
天気情報(プレミアム) | $1.00/(1回) | $1.00/(1回) | $1.00/(1回) |
月額料金 | |||
年間プラン | $11.95/月 | $24.95/月 | $49.95/月 |
自由プラン | $14.95/月 | $34.95/月 | $64.95/月 |
超過料金 | |||
メッセージ(各プラン) * | $0.50 | $0.50 |
*160文字
1. 衛星通信のサブスクリプション(契約)が必要です。 一部の管轄区域内においては、衛星通信デバイスの使用が規制または禁止されています。 ご利用地域の法規・規制をご確認の上、ご利用ください。サービスの利用により被った事故または損害等については、当社は、その原因の如何を問わず一切の責任を負わないものとし、使用契約者はこれをあらかじめ了承するものとします。
2. 上記のサブスクリプション プランは、個人のお客様向けです。 各inReach製品は、弊社サブスクリプションプランの契約が必要です。
3. すべての価格は変更される場合があります。 すべてのプランは毎月請求されます。日本円でのご請求は為替レートにより変動します。 契約したプランは、ユーザーご自身でプランを変更するか、次の更新日までに利用停止の手続きをしない限り、毎月自動で更新されます。
米国内のプランの価格には、適用される州・地域の税金は含まれません。 米国以外のプラン価格には、VAT(付加価値税)や消費税を含みません。日本の場合上記価格に10%の消費税が別途加算されます。
イリジウム衛星ネットワークを通じて送信されたテキストメッセージが、選択されたプランの上限を超えた場合、追加料金が適用されます。メッセージ機能の速度が低下することがあります。
4. 年間プランには、契約時にアクティベーション費用($29.95)がかかります。 年間プランの契約期間は1年間です。
年間プランでは1年間の契約期間中に解約する場合、早期解約手数料が発生します。
料金プランの変更に手数料は発生いたしません。無償で行えます。
5. 自由プランには、契約時および契約から1年経過するごとに、年間プログラム料($34.95)が課金されます。
自由プランの契約期間は30日です。自由プランで料金プラン変更する場合、変更日から新たに30日間の契約期間が適用されます。
自由プランでは料金プランの変更に手数料は発生いたしません。無償で行えます。
サービスの停止に手数料は発生いたしません。無償で行えます。
契約停止中も、Garmin Explore Webサイトに保存されているinReachのデータへのアクセスは可能です。
Garmin サブスクリプション サービスの利用規約と inReach パーソナル サービス プランのサービス利用規約をご確認ください。
国際山岳ガイド
近藤謙司
ガーミンから緊急避難信号を発信することができる「インリーチ・エクスプローラー+」が発表されたときに、いち早く手に入れてヒマラヤや南極に持っていくようになりました。そのときに使ったショートメール機能が素晴らしくて、「これから出発します」とか「このあたりに来ました」「予定地に到着しました」というようなメッセージを逐一送ることができたことが感動的でした。同時に、そうしたショートメールを送らなくても、ラップトップ・コンピュータを開けば、いま隊がどこにいるのかが地図上に表示できて、いま行動中か、そうでないかも分かるんです。
すごい安心感があって、「みなさん元気で動いているみたいですよ」って、スタッフやゲストの家族とも共有できたんです。僕は山でログを取ることはありませんが、高容量な充電式リチウムイオン電池を搭載しているので週末の登山であればバッテリーもそれほど消費しません。そのうえで、高性能なGPS機能が備わっていることも嬉しいですね。それ以来、海外で登山するときには、もう絶対外せない端末だと考えるようになりました。
日本でも同様で、山のなかでは携帯電話はいまでも万能ではありません。ずっと僕は、携帯電話以外の通信デバイスを装備することの重要性を説いてきました。昔は、ほとんど通信手段がなかった山中でもいまは携帯電話が繋がるようになって、緊急時に対処できる確率が飛躍的に高まりました。実際に、冬の尾瀬にバックカントリーツアーに行ったときにも、身近な山であるにもかかわらず3日間のあいだほとんど携帯電話が繋がりませんでした。
だからこそ登山中の安全性を高めるために、双方向通信ができるデバイスを持っていこうと啓蒙したいですね。いまやスマートフォンを持って山に入らない人はいなくなりました。同じように「GPSMAP 66i」を備えることで、救助を待つだけでなくて自分からショートメッセージやSOSを送ることができるようになる。携帯電話の電波が届かない場所であっても、怪我や遭難をしたときに家族や仲間に連絡をとることができるんです。
スマートフォンを含めて、多様な機能を備えたデバイスを複数持っていれば、それだけ危機対処能力は高まります。とくにひとりで山を歩く人は備えてもらいたいと思います。雪崩に巻き込まれたときの救助に役立つアバランチ・ビーコンを持つのと同様の意識で持ってもらえたらいいですね。
アウトドアライター
村石太郎
約20年前にアラスカと出会って以来、北米大陸最北のブルックス山脈を毎年のように旅してきました。ひと夏の間を徒歩で移動したり、パックラフトを使った川下りなどをしながら、数百年前と変わらない荒野をまさしく“彷徨”っていたのです。
そのような場所で長い時間を過ごすうちに使い始めたのが、緊急救助信号やショートメッセージなど双方向でのやりとりができる「inReach」端末でした。街にいる家族や友人たちに元気であることを知らせるショートメッセージでの双方向通信が可能なうえ、怪我や事故を起こしてしまったときにSOS発信ができることは無人の荒野で過ごすうえで非常に重要です。また、ショートメッセージという比較的簡素な通信方法であるため、人里離れた場所にいるという感覚を阻害することが少ないことも気に入っている理由です。
日本国内ではバックカントリースキーで使用していますが、グローブをしたままでの操作がしやすいのもありがたい。いま使用している「GPSMAP 66i」は、ガーミン社製の優秀なGPS機能も備わって、僕にとって理想的な端末に仕上げられています。小型軽量で持っているストレスが少ないうえ、なによりも日本語での入力ができるのがいいですね。
アドベンチャーランナー
北田雄夫
気温45℃のサハラ砂漠を1200km走る。道はない、携帯電波は繋がらない、サポートスタッフの帯同はない。制限19.5日、参加者10名。そんなレースで活躍してくれたのが「inReach Mini 2」です。
大会ルールは、水と軽食は数十km毎に大会側で用意されるも、その他必要な補給食、寝袋、ライト、バッテリーなどの全てを自らで背負う必要があり、何があっても自己責任。
そんな不安の大きい挑戦でしたが、inReachがあれば世界の果てにいようとも家族とメールができ、私自身も家族も大きな安心感を得られる。また、位置情報を専用WEBサイト上(MapShare)で共有することで、友人や応援者と挑戦を分かち合える。さらに万が一の時にはSOS発信で救助要請もできる。それがたった100gで得られるのだから、何も迷うことはなかった。
実際にレース中では、毎日何十件もメールをして(スマートフォンの専用アプリを使えばさらに使いやすく)、砂漠をひとりで走り続けても不安や心細さを感じることはほとんどなかった。
過去にinReachの存在を知らずに持参していなかった頃は、あわや遭難というハプニングや日本の身近な山でも携帯電話が入らず冷や汗を覚えることもあった。
日本でも海外でも、アドベンチャーし続けるためにも、欠かせないアイテムです。