生活習慣病予防には、
1日8000歩が目安
日本で15年以上にわたり高齢者を対象に実施された研究で、毎日の歩数が健康状態に大きく影響することが報告されました1。注目すべきは、近年社会問題ともなりつつある生活習慣病の予防について。
年間平均で1日8000歩、早歩き(中強度の運動)を20分以上の生活を続けると、高血圧症、糖尿病、そして脂質異常症の予防につながることを同研究は報告しています。米国の一般成人を対象にした追跡研究でも、1日4000歩の人に比べて8000歩を継続している人では、心疾患の発症率やがんの死亡率が低く、全体の死亡率が半減する可能性が示されました2。
毎日の歩数と運動強度を意識して習慣的に身体を動かすことは、疾病を予防し健康寿命を延ばすことにつながります。
【出典】地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 運動科学研究室長 青栁幸利 ※株式会社健康長寿研究所より( http://kenju-jp.com/ )
毎日の歩数と運動強度を意識して習慣的に身体を動かすことは、疾病を予防し健康寿命を延ばすことにつながります。
1. 青栁幸利. 医学のあゆみ( 2015).
2. Saint-Maurice, Pedro F.. et al. JAMA( 2020).